ノイズキャンセリングイヤフォン EarFun Air Pro 4i のサンプルをもらったのでレビューします。都会の騒音が小川のせせらぎに、そして音楽が「視える」

イヤフォンメーカーのearfunから、ノイズキャンセリングイヤフォン EarFun Air Pro 4iのサンプルをいただいたのでレビューします。
あまりPR記事を安請け合いするつもりはないのですが、前回レビューしたイヤーカフ型のEarFun Clipが良かったので……テヘヘ。

ノイズキャンセリングイヤフォンのユースケース

僕は家の静かな環境で仕事してるのでオープンエアタイプのイヤフォンを使うことが多く、ノイズキャンセリングイヤフォンははるか昔に一度持っていたくらいで最近は使っていません。
でも移動するときは電車や地下鉄に乗ることが多いですし、あとは3Dプリンタがウィンウィンいってる横で作業するケースもあります。使いどころはあるぞという感じです。

EarFun Air Pro 4iの概要

EarFunは中国のメーカーで、専門店でも取り扱いのあるようなしっかりしたブランドです。今回のEarFun Air Pro 4iはノイズキャンセリング機能に注力したカナル型イヤフォンだそうです。

ケースを開けたところ

もともとEarFun Air Pro 4という最上位モデルのイヤフォンがあり、その一部機能を削った廉価版+ノイズキャンセリング機能を強化、という位置づけの製品だそうです。

イヤフォン本体

ウリであるノイズキャンセリング機能ですが、まず右イヤフォンの2秒タップで

  • ノイズキャンセリング
  • ノーマル(なにもしない)
  • 外音取り込み(マイク経由で外の音をイヤフォンに流す)

が切り替えできます。

くわえてスマホにアプリを入れるといろんな設定ができ、ノイズキャンセル関連では

  • ディープANCモード(とにかく強力にノイズキャンセル)
  • バランスANCモード(ディープで圧迫感を感じる人用の自然なノイズキャンセル)
  • AI適応型ANCモード(周囲のノイズ量に合わせて自動的に強さ調整)
  • ウィンドカットANCモード(風切り音に特化したノイズキャンセル)

の切り替えができます。

イコライザー等いろんな機能の設定もアプリからやる感じです。

付属のイヤーピース

筒に入っていてパカッと開けるとイヤーピースが並んでおり、さやえんどうみたいです。かわいい。

ノイズキャンセルを使ってみる

何も再生しないでノイズキャンセルだけを使ってみました。

自分の部屋

静かな部屋なので特に何も変わらないだろうな、と思ってONにしたら……完全に無音になって笑いました。あったんだ、音…。
窓の外からうっすら聴こえる車の走行音、エアコンの音など、持続音がきれいに消えました。
キーボードを打つ打鍵音だけが、「カタカタカタ」だったのが「タ…タ…」くらいになってうっすら聴こえます。

バルコニー

うちは大きい道路に近いのでベランダに出るとわりとうるさいです。ここで真価を発揮していただきましょう。

イメージです

ノイズキャンセルをONにした瞬間に思わず笑ったんですけど、東京のマンションから、幼少期に夏休みを過ごした飛騨古川の祖父母の家にタイムスリップしたんですよ。

イメージです

全く無音になるわけではなくて、中音域の高めあたりの音が残るんですね。それによって、都会のノイズが、静かなサラサラサラという小川のせせらぎに変わったんですよ。蝉の声もかなり低減されつつも少しだけ残って、これは完全にあの頃の夏休みです。予想外の唐突なノスタルジーに笑いました。

家族といる室内

そのまま家でしばらく過ごしてみましたが、自分の動作音が全部小さくなるのが面白かったです。電子レンジをバタンって閉めても、皿を洗っても、すべての音が小さな、ヘッドフォンからの音漏れみたいな音になります。
さっきも中音域高めあたりが残ると書きましたが、なので人の声は聞こえるようになっています。スマホで再生してる動画みたいな声で聴こえます。音楽も再生するとさすがにかき消されるかも。

あと、妻がスマホでピアノの動画見始めたな、と思って振り向いたらピアノ弾いてて驚きました。さすがにアップライトピアノが無音にはなりませんが、これもスマホで再生してる動画みたいな薄く小さい音になります。

地下鉄

さすがに快適でした。ホーム、車内ともに、ゴーってうるさいのがすべて消え、ゆりかもめみたいなシュイーンっていう薄い加速音?だけが残ります。アナウンスはちゃんと聞こえる、というかノイズが消えたぶんかえって聞き取りやすくなるのが良いです。

ノイキャンモードについて

ちなみに、先に書いたとおりノイズキャンセルはアプリから4つのモードが選べます。音楽を流さずに消音機としてだけ使う場合かつもともと静かな場所のときだけ、ディープANCはちょっと圧迫感があり耳鳴りもしました。それ以外のシチュエーションや音楽を流している場合は強いノイズキャンセルでも問題なさそうです。
余談ですがうるさい場所でモードを切り替えると一瞬だけノイキャンが途絶えるので雷が落ちたみたいな音がして面白いです。

音質

あくまでノイズキャンセリング初心者の意見ですが……。

イヤフォンの音質以前に、ノイズキャンセルの効果で音楽がめちゃくちゃはっきり聴こえる

です。うるさい場所で音楽聴くとかき消されるじゃないですか。ある程度静かな環境でも、音がある以上はきっと多かれ少なかれ同じ現象が起きてるんですよ。それがノイズキャンセルで消えることによって、音がめちゃくちゃ鮮明に聴こえます。

ヴォーカルの息遣い、スネアドラムの乾いた残響、レコードからサンプリングされたループに入ったチリチリしたノイズ、シンセリードで細かく調整されているフィルターパラメータの推移……。音楽がくっきり「視(み)える」んです。ユニゾンしてるコーラス隊の人数まではっきりわかる気がします。

僕はたまにDTMやるんですけど、自分で音楽作るとき、特に打ち込みの場合は、全部の音がどう鳴っててどういう音色でどういうエフェクトかけてて……って全部把握してるわけじゃないですか。他人の音楽に対しても聴きとれる情報量が多いために、それに近い感覚になれます。スゲーなこれ。

はたしてこれがノイズキャンセリングイヤフォン全体の性質なのかこの機種のすばらしさなのかは正直わかりかねますが、いやしかしこの値段でこの体験ができるなら買いだなと思いました。PR記事で褒めすぎるとなんか嘘臭いですが、素直な感想です。

出音自体の話は専門家じゃないので多くを語りかねますが、少なくとも不満のある音質ではなかったです。足りない音域とかもないし前述のとおり音もはっきり聴こえるし、普通に満足なやつです。
イコライザーも充実してていろいろカスタマイズできます。でも個人的にはデフォルトが結構よかったです。

その他の感想

あとこまごました特徴とそれに対する感想を箇条書きで書きます。

  • LDAC対応→高音質の接続方式。後述するマルチポイントと同時使用できないのでそれならマルチポイントを選ぶかなって感じ
  • 3Dサウンドテクノロジー搭載、シアターモード→サラウンドっぽくはなる(あんまりこの手の記事の機能に「いい!」って思ったことないので評価は保留)
  • 最大9.5時間再生(ケース併用で最大40時間)→ノイズキャンセルONだと6.5時間らしい
  • IP55防水→まあ普通?
  • マルチポイント接続機能に対応→PCとスマホに同時につなげる。これかなり便利なのでGood。LDACと同時にONできない点は注意。
  • 低遅延ゲームモード→個人的には使わないけど、ゲームとかに使う人は良さそう。
  • イヤフォンを探す→部屋で失くしたとき、アプリで指示するとイヤフォンからでかい音を鳴らして見つけられる。便利!(ケースに入れてるとNG)

あと僕はこのタイプのイヤフォンって落とすのが怖くてずっと左右がケーブルで繋がったタイプのを使ってたのですが、今回つけてみたら思ったより安定感があるなと思いました。これで全然よさそう。

というわけでレビューは以上です。音楽好きではありますがオーディオに関しては素人&他のノイズキャンセリングイヤフォンをあまり使ったことない奴の意見ですが、個人的にはけっこういいと思いました。外出用に使っていたイヤフォンはこれに乗り換えることになりそうです。

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