中国の通販サイトで売ってる紙製の腕時計を分解する

最近中国の通販サイトで紙製の腕時計をよく見るなと思って、買って分解してみました。

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こういうやつ。

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かなりいろんな柄がある。

届いた

で、今日届きました。

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紙は厚く、かなり丈夫そうです。表面がつるつるしており水もはじく。実際には紙ではなくタイベック(Tyvek)という高密度ポリエチレン繊維不織布で、防護服などにも使われる素材だそうです。

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腕につけるとこう。で、これだとただの紙のブレスレットですが、

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こうやってタップすると光ります。(中にボタンが入っています)
同じボタンを長押ししたりすると時刻設定もちゃんとできます。

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こういう感じ(2本買った)。明るい色だとLEDが見にくいので、暗い色の方が実用的かもしれない。

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ベルトの一番端に磁石が入っていて、その他の部分には金属の板が入っています。こうやって折り返して金属板に磁石をくっつけると、ベルトが留められます。

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生活防水と書いてあったので水中に3分ほど浸してみたのですが、大丈夫でした。

分解する

さてなぜ2個買ったかというと、

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そうですね、分解するためですね。

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開きました。かなり強力なノリでくっついているので、ボロボロになってしまった。
で、上の方にある黒いのが、時計本体です。

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さらに分解してみましょう。

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これが時計表面から見た3層。左、金属片を曲げただけの簡素なスイッチがあり、押すと真ん中の基板の左下、四角いところと丸いところをショートするようになっています。基板にはLEDもついてますね。右は電池ボックスです。

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さっきの3層をそれぞれ裏から見たところ。基板の裏面に導電テープが張り付けられており、雑に電池と接続されているところが好きです。

特に変わったところはなく、まあそうだよね、という感じの中身ですね…。

応用編

この取り出した時計ユニット、厚いタイベックを透かすほどの強い光を発するわけです。それを利用して、いろいろなものに埋め込むことができます。

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ティッシュの腕時計

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紙袋クロック

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というかもういっそのこと服に直付けでいいのでは。

まとめ

Amazonにもあったので、よかったらどうぞ。

値段的にかなり吹っ掛けてきてますが、パックマンのもありました。かわいい。

さすがに1万円とか出して買う感じではなくて、数百円でおもちゃ的に買うなら面白いよね、というレベルです。
オリジナルデザインを作れるようにして、企業のノベルティとかにするといいと思った。

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以上です。