はてなブログ公式Twitterアカウントが大好きなのですが、本日はその紹介です。
はてなブログに記事を書いていると、公式Twitterに拾われることがあります。
こんな感じです。
ブログを読みませんか #はてなブログ
— はてなブログ (@hatenablog) July 27, 2018
Python+OpenCVで居眠りを検出してArduinoでエアコンの設定温度を下げる - nomolkのブログhttps://t.co/GSP94zkycQ
どうも自動投稿っぽいのですが、URL+記事タイトル みたいな明確にボットっぽい投稿ではなく、毎ツイート、推薦のフレーズが一言添えられています。
しかしそのフレーズがめっちゃ無機質。
5パターンのフレーズがあるようです。
ブログを読みませんか
ブログを読みませんか #はてなブログ
— はてなブログ (@hatenablog) July 9, 2018
2000円台で買えるロボットおもちゃをWifiとscratch対応に改造してプログラミング教育王に俺はなる - nomolkのブログhttps://t.co/SBwVHdeV8X
「ブログを読みませんか」って、こんな勧め方あります!?英会話の例文の日本語文みたいです。
この不自然さを文法的にうまく説明できないのですが、記事を推薦しているのに「この記事を」ではなく「ブログを」って大きな概念で薦めているところに、人に呼び掛けるときに「人間よ…」って呼びかけるような異質さを感じるのかもしれません。
こんな記事もあります
こんな記事もあります #はてなブログ
— はてなブログ (@hatenablog) January 5, 2018
バンダイ ACアダプター Bタイプ を死んでも買いたくない - nomolkのブログhttps://t.co/xCMsAwGu8t
「ブログを読みませんか」ほど無機質ではないですが、言い捨てっぽいというか、レコメンド感が薄いんです。「あります」という状況描写だけがあり、意図を感じない。「ありますよ~」みたいな、愛想で売り込んでくる感じもない。ただ、記事がある。
RPGで「ここは○○のまちです」しか言わないNPCにも通じるものを感じます。
残りの3つは以下で、
- 記事ピックアップです
- 続いてこちらをどうぞ
- こちらはどうでしょう
このあたりはちゃんと推薦する意図が読み取れるし、そんなに変なフレーズではないです。単体で見ると。
でも、ツイートの一覧で見ると
同じフレーズが何度も繰り返し貼り付けられており、個々のフレーズの意味はゲシュタルト崩壊しそこには「5つの種類がある」という事実だけが浮かび上がってきます。「種類」だけがそこに並んでいる様子はさながらデータのようです。オッ、DNAの塩基配列かな?という感じです。これ30個くらいフレーズがあるとランダムでももうちょっと自然になると思うのですが、5個。
繰り返しになりますが、URL+記事タイトル、みたいな明確に自動投稿っぽいフレーズではないんですよ。一言添えてちょっと人間味を持たせている。しかしその人間味の要素が「ブログを読みませんか」であるところに、よけいに生命の宿ってなさを感じるんですよね。鉄がしゃべっているな、という感じが。
「自動投稿だからそんなもんでしょ、そこまで変じゃなくない?」
わかります。これ読んで、言いがかりだろ、と思う人もいるでしょう。いやしかし、この無機質なアカウントが紹介してるのって、自分が一生懸命に時間と労力を費やして書いた記事なんですよね。それをこういうトーンで紹介される、しかもそれが公式アカウントである、というのは、書き手としてすごく独特の感じがあるんです。
中国の自動刀削麺ロボわかりますか。刀削麺削るのに人間っぽい造形にする必要全然ないじゃないですか。それなのにロボットというとどうしてもヒト型にせずにいられない、人間の習性。
それでいて人としてのリアリティを追求するほどの情熱はない。そういう刀削麺ロボみたいな感じの記事紹介ロボがいて、自分の記事がよく書けていたら紹介してくれる。そんな感じなんです。胸が熱くなりませんか。
くじとして楽しむ
個人的には、この奇妙な感じを利用して、くじとして楽しむというエンタテインメントを実践しています。
心構えとしては、無機質に紹介されるほどうれしい、というマゾヒスティックな気持ちで挑みます。
以下がくじの出目です。
大当たり
- ブログを読みませんか
当たり
- こんな記事もあります
はずれ
- 記事ピックアップです
- 続いてこちらをどうぞ
- こちらはどうでしょう
- 紹介されない
みなさんも、はてなブログ公式Twitterくじをやりませんか。
※遠回しにディスっているような感じの記事に見えなくもないですがマジで気に入っているので変えないでほしいです。
※あるいはもっと無機質なフレーズを増やしてほしいです。