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なにかのネタに使えるかもと思って買ったストロングゼロの原液がみるみる消費されていく

Amazonにてストロングゼロの希釈用、通称「原液」が売られている、というのは数か月前にネットで話題になったのでご存知の方も多いことでしょう。

これはマンスーンさんという無職の方*1がストロングゼロの原液について紹介されている記事です。
nuwton.com

ストロングゼロというのはサントリーから出ている度数の強いサワーのことで、その3倍濃縮の業務用パックがこの商品です。1.8L入っているので、3倍希釈すると5.4Lのサワーが2500円ほどで手に入ります。(炭酸水は別途必要)

僕はインターネットのコンテンツ業を生業としていますので、当時話題になっていたこともあり、これは何かしらのネタに使えるかもわからんなということで早速購入しました。
ただ昨今のインターネットにおける話題の消費速度というのはかなりのもので、僕が入手したころにはすでにネタとしてのピークを過ぎていました。
とりあえず寝かすか、と思って戸棚の中に入れたところ、いつの間にか空になっていたのです。

備蓄の概念

話は変わりますが、拙宅には晩酌用にアルコールをストックする習慣がありません。ビールを飲みたくなった場合は帰り道にコンビニかスーパーに寄って、都度購入します。
ところがストロングゼロの原液が家にあることによって、5.4Lもの、しかも希釈後8%のアルコール度数で効率的に酔える酒がストックされていることになります。*2
ストロングゼロの原液の登場により、その日に捕らえた獲物で生きる狩猟生活であった拙宅に、備蓄の概念がもたらされました!濃縮されているため保存時にも場所を取りません。

無感情の酒

酒のストックがないと言っても、一応お気に入りの焼酎や自家製の梅酒は戸棚に入っています。
しかしそれらは「大切に飲む」用途の酒であって、単に酒をあおりたいときに流し込む類のものではありません。
いっぽうで、新たにストックに加わったストロングゼロの原液。アルコールの酩酊作用だけが求められている場合に、無感情で流し込める「大切でない酒」として、完全に機能的です。

市場では従来から甲類焼酎などがそのポジションにあったのではと思いますが、ストロングゼロはそこまで退廃的ではなく、一応フルーツの味がついているというポップさもあります。
幼い子供と食卓を共にする場合、(あくまで大人の側の気持ちの問題に過ぎないのですが)これは重要な差異です。グラスで飲むので「ストロング」とか「アルコール8%」とか大きく書かれていないのも道徳的な安心感をもたらしてくれます。

飲むための原液

このようにストロングゼロの原液はドラッグとして非常に機能的なのですが、最も恐ろしい点は存在感がコミカルであり、「冗談のつもりで買ってしまう」ということです。
冗談のつもりで買うと急に5.4Lの酒が手に入り、それは晩酌の習慣がなかった僕に、あらたな習慣をもたらすのに十分な量でした。
結局、ネタのためではなく、「飲むために」2本目を購入してしまいました。それももうすぐなくなろうとしています。

計算してみると別に大した酒量ではないのですが、しかしながらどんどん減っていく原液を見ていると、これが「みるみる」ということか……、と感慨深い気持ちになりましたので報告させていただきました。
特に伝えたいメッセージはありません。皆様よいゴールデンウィークを!

*1:当時。就職おめでとうございます

*2:炭酸水はなぜか原液の登場以前から常時ストックされています