TTP223 静電容量式タッチセンサ(タッチスイッチ)を使う

Amazonでタッチセンサ(というかタッチスイッチ?)が売られていたので買ってみました。

見た目

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小箱に入ってくる

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大きさはこのくらい。ちょうど指先くらいのサイズ。

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基板にランダムに耳がついており、この部分は折って使うようです。

使い方

接続方法としては GND / 出力 / VCC の3つの端子があるだけの単純なものです。

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基板にはA、Bの2つのジャンパがあり、ここにはんだを盛ってブリッジさせることで、動作を切り替えることができます。

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ジャンパなし(初期状態)。通常LOW、タッチ中のみHIGH。

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Aのみ。通常HIGH、タッチ中のみLOW。

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Bのみ。初期値LOW、タッチするたびにLOW/HIGHを切り替え。

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AB両方。初期値HIGH、タッチするたびにHIGH/LOWを切り替え。

要は

  • Aをブリッジさせると出力を反転(初期値OFF→ON)
  • Bをブリッジさせるとスイッチを切り替え式にする

です。

ですがこのジャンパ、ランドが小さいためはんだの表面張力が利かず、はんだでブリッジするのがめちゃくちゃ難しいです。

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焦げたフラックスが戦いの険しさを物語ります。写真のAはかなりの格闘の末に奇跡的にきれいにできましたが、Bに至っては全くできないのでしびれを切らし、「溶けたはんだをはんだごてからピンセットですくって上から投下する」という聞いたことのない技でブリッジしました。

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Amazonレビューに書いてあった技ですが、無理にジャンパ部分をブリッジしないで、ICの足をブリッジさせると楽にできます。

反応距離

使ってみて気づいたのですが、これタッチセンサと言いつつ、タッチしなくても反応します。

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距離でいうと3~5mmくらいの間で反応している印象です。

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間に物があっても有効なので、ケースの裏側に貼り付けて使うなど活用できそうです。便利!

基板の青いのもありました。こっちは最初からピンヘッダがついてますが、レビューに「方向が逆では??」というツッコミが殺到しています。ジャンパ部分のランドはこっちの方が大きくてブリッジしやすそう。

余談ですが、さいきんマーケットプレイスの中国の部品業者に、Amazon発送が増えてきていないでしょうか?
HiLetgoとか以前は中国発送で到着まで2週間くらい待った気がするのですが、いまでは一瞬で届きます。ElegooとかKumanも。(記憶違いだったらごめん)
個人的には便利になって嬉しいのですが。