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土壌がどんどん肥える

産業が滅び、文化だけが残るだろう ~2012年アイドルポップスベスト10まとめ

アイドルがさあ、すげえ流行ってて、ちゃんとチェックせねば、せねばと思うんだけどなかなか余力がなくてたまにこういうネット媒体の情報を見て良いとこ取りしたり、twitterで生肉のアイコンの人がやばいやばい言いながら食い散らかした情報の食べ残しをくすねておこぼれにあずかったりしているような状況が1年くらい続いている。

そういうわけなので個々の曲とかグループに対しては特に何か言えるような立場ではないんだけど、そういう中途半端なリスナーであっても、この土がどんどん肥えていく感じはビッキビキ伝わってきて端から見てるだけでテンション上がる。

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■土壌が肥える

特定の音楽ジャンルが流行ると土壌が肥えていくっていう現象があって、土壌が肥えていくっていうのは明確な定義はなくて「いろいろ充実してくる」くらいの意味なんだけど、たとえばアイドルが流行ったら事務所がちゃんと金かけるようになって曲のクオリティが上がったりとか、ツインドラムの変なグループが出てきてジャンルが細分化したりとか、地方のローカルグループみたいなのがいっぱい出てきて裾野が広がったりする。

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ここまではいわゆる「シーンが活性化する」っていう現象なんだけど、シーンが日本にない音楽も同じような現象が起きる。たとえばジプシー音楽が流行ると本場ルーマニアあたりの音源はもちろん、東欧じゃない微妙な国の、名前も聞いたことのないバンドの輸入盤が大量に入ってきたりとか、うっかりすると国内盤まで出ちゃってライナー付きで当地のジプシー音楽シーン(シーンとか言ってそれもう構成メンバー10人くらいしかいないんじゃないか、みたいな)がわかったりする。これは当地のシーンが活性化するんじゃなくて、流通が活性化して急に情報量が増えるパターン。ふだんは代表的な1~2アーティストしか出てこないジャンルなのに、急に周辺含めシーンごと見えてくるので、これもリスナー側から見ると土壌が肥えた感じになる。

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今まで書いたのはジャンル単位で流行るパターンでそれとは別に特定のミュージシャンやバンドが流行るパターンがあると思うんだけど、そっちは急に露出が増えて周囲の期待ばかりが高まった結果、肥えるどころか搾り取られてむしろ土がやせることもある。(あとで一発屋とか呼ばれたりする)
ただそうなりにくいケースがあってそれは本人が死んだときで、たとえばマイケル・ジャクソンが死んだときに関連本とかリイシューとか出まくって存在だけが噂されてて誰も聞いたことなかったような曲まで未発表音源で放出されたりとかして(ビハインド・ザ・マスク)、あの賑わいはすごかった。

これさ、「そういうことあるよね~」っていうだけの文章なので伝えたいメッセージとか特にないんだけど、ひとつ付け足すとしたらこうやって肥えた土壌も意外に長持ちしなくて、流行が去るとすぐもとのやせた土壌に戻ってしまう。流行に乗ってでてきた盤は人気がなくなるとすぐに廃盤になったり輸入されなくなったりして、そもそもの知名度が低いので中古市場にも流れない、ネットでも聴けない、みたいな事態になってしまう。

ので、音楽は流行ってるうちにチェック、気に入ったら流行ってるうちに入手、が後悔しないリスナー生活のひけつ。

こういうのtwitterで書くとたいてい3postくらいで済むのにブログにするとこんな長文になるのでブログにしない方がいいと思う。